左足のペテン師

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『虹の女神 Rainbow Song』を見ました。
虹の女神

某TSU○AYAのレンタル半額を受け、DVDをいくつか借りてきました。
その中から、最初にこの『虹の女神 Rainbow Song』を見ました。
劇場公開時に見逃してしまっていたので。

以下、ネタバレになるかもしれません。
これから見るのを楽しみにされている方はご注意ください。
また、見る予定が無い方にはオススメします。
先に書いてしまうのもアレですが、10点満点中8点です。

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さて。
では稚拙な感想でも。


プロデューサーに御大;岩井俊二氏を迎えて製作された本作。
全編を通して展開される『岩井カラー&トーン』で、作品の世界は描かれます。
とても特別である一方、皆が共感しやすい、普遍的な世界。
それぞれ個人では異なって「とても特別」なのに、「誰の中にでもある」時間。


見終えて最初に思ったのは、単純ですが「切ない。」ということです。
それと同時に、
漠然とした、それでいて大きな「喪失感」のようなものを強く感じました。

それで、この1つにまとまらない「喪失感」について少し考えてみたのですが。


物質的に無くなってしまう事や、時が経ってしまうこと。
こんなふうに、「喪失」というと、
僕も普段は「自分の近くに‘ある’もの」(get,have,keep など)を
「失ってしまった」というように捉えてしまいますが。

実はそれだけではなく。

「自分の近くに‘ある’もの」(exist,stay,remain など) に
充分に触れることが無く、「手に入れられなかった」ということも
実は「喪失」なのではないか、と思いました。

2つの「喪失」を同時に体験することで感じる、大きな「喪失感」。

本作で主人公の青年はヒロイン;あおいの死によって、
「学生時代からの大切な友人である」あおいを「喪失」すると同時に、
「恋人になれなかった(なっていたかもしれない)」あおいをも手に入れられず、
その両方を永遠に「喪失」します。

手に入れられなかった分だけ、後者のほうが苦しい。
ましてやそれが自分の不甲斐なさによるところが大きいのならば尚更です。
それでもヒロインはそんな彼の不甲斐ないところも愛していたなんて。
まったくもう、、、 ですね。


鑑賞しながら僕も、自分の学生時代や青春時代を思い出しまして、
学校生活や部活、サークル、バイトなどの中での
‘あったけれども無くしてしまった’「喪失」と、

主人公とヒロインの関係のような日々が送りたかったな、という
‘手に入ったかもしれないのに手に入れられなかった’「喪失」
に思いを馳せました。


最近では登場人物をストーリーの中で殺し(決まって寿命が限られた病人である)、
その死のシーンでカタルシスを迎えることでしか感動(もどき)を
生み出せない作品が多い中、本作もヒロインが亡くなるものの、
そのような安いあざとさが無くて好感が持てました。

丁寧に作られている、良作だと思います。
評価は10点満点中8点です。お奨めします。

DVDを買っちゃうかもしれません。


もちろん、上野樹里と蒼井優の巧さ、美しさも素晴らしいです。
ひたすらかわいいです。
| leftyimpostor | Movies | 07:38 | comments(1) | - | pookmark |
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虹の女神は原作読みました。映画は見てないっす。原作はいかにも岩井俊二が飛びつきそうだなーという感じの内容でした。逆に言えば岩井俊二にぴったりの素材というか何と言うか…。
ただ俺「このテ」の小説(あくまで俺が勝手に規定している「このテ」)あんま好きじゃないので、10点満点だと5点くらいなんですが。でも岩井俊二が映画にしたらこの原作の良いところが増幅されて(主に岩井的な映像美による)見応えのある映画になるのかもなぁ。と思います。以上、稚拙な見解でした。てかとりあえず俺は上野樹里と蒼井優が可愛けりゃそれでいいんですが。
「喪失」云々については、んー、難しいなぁ。第三者としての読者の立場と、当事者としての登場人物の立場には厳然たる隔たりがあるわけで…そのへんについて偉そうに話し出すと長くなるので今度会った時にしませんか?

というわけで極めて自然に本題に入りますが、元気ですか?
| ナガイ | 2007/12/17 11:54 AM |









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